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「闘議(とうぎ)」出張版PRIDE.28観戦記 |
Guest 2004.11.14 |
u-spirit 33歳 闘議管理人 ソフトハウス 窓際本部長
小6から今も現場第一主義とU最強論を貫徹。座っているのは会社で窓際、会場ではリング際。日本がメジャーと呼ばれ、世界に誇れるのは総合格闘技。この流れに乗り「ムーブメント」ではなく「トラディショナル」へと押し上げるべく、独自の偏見だけで書いてしまいます。
小6から今も現場第一主義とU最強論を貫徹。座っているのは会社で窓際、会場ではリング際。日本がメジャーと呼ばれ、世界に誇れるのは総合格闘技。この流れに乗り「ムーブメント」ではなく「トラディショナル」へと押し上げるべく、独自の偏見だけで書いてしまいます。
前日の後楽園ホールにて観戦した”DEEP”の余韻が醒めやらんうちにPRIDE.28埼玉アリーナへ。今回、またまたRRSの良席を知人に手配してもらった(Fさん・39)ここで、ご存知ない方へ少しだけ、埼玉アリーナ座席事情を解説するとVIP席が0列〜5列と6列分があり、当然ながらRRS席は、その後からとなります。だからRRS席の1列目と言えど、実質はリングから7列目となってしまう。だから、RRS席で15列目(実質21列目)より後方だと悲しい位、観えません。それなら、もっと安く購入できるスタンドS席の最前列の方が段差もあり、リングを上から見下ろせますので、物凄くよく観えます。しかも、昨年のミドル級GPの頃からだと思うのですが、正面からの”VIP専用入口”に比べ、その次に高額なシートである筈のRRS席入口はアリーナの”資材搬入口隣”という殆ど、裏口の様な入場口です。泣けてきます。ホント、3万円もするチケットを購入したお客に対して、ひどい扱いです。で、脱線しまくりだったけど、詳しい試合内容については、ご存知の方も多いのでサイトやビデオを見てください。独自の感想を書きます。
<第1試合> 横井宏考×ヒース・ヒーリング
あまりにあっけない程、ヒーリング快勝。この試合は果たして?ヒースのメリットになったのだろうか?横井は、けして弱くないが、それならアレキサンダーと組むべきでは?ヒースはグッドリッジが去った今、”新PRIDEの番人”になれる唯一のファイターなんだから。
<第2試合> チェ・ムベ×ソア・パラレイ
チェの頑張りとキャラを賞賛する声が多かったが、僕自身、両者ともテクやパワーが劣りPRIDEナンバーシリーズのレベルとは言い難いと感じた。世界最高峰のリングと豪語するならば”おこぼれ出場枠”など不要。それは、この試合を観戦していたリングサイドの米PPV放送解説者たちの表情を見れば一目瞭然。
<第3試合> ヒカルド・アローナ×セルゲイ・イグナチェフ
アローナはPRIDE初の一本勝ち。彼のポテンシャルの高さは随分と前から知られていたが、PRIDEでは、勝ち損ねばかりだっただけに。RTT所属選手からの勝利に本人が一番、喜んでました。実はアローナ、RINGS時代にヒョードルを圧倒する試合をしてまさか!?の”判定負け”という過去の因縁で現RTT(旧 RINGSロシア)が大嫌いって事情があったので…。
<第4試合> エメリヤーエンコ・アレキサンダー×ジェームス・トンプソン
日本では無名のトンプソン、今大会の観たい試合のひとつだった。筋肉の付き方がパンクラシストっぽく、最高にカッコイイです。が、期待とは裏腹に空回りの末に…撃沈ならぬ、ぽてちん。コメント書き様がありません。
<第5試合> 金原弘光×アリスター・オーフレイム
金ちゃんの粘り強さも通じず、一方的な試合で分かり難かったと思うけど、窮地の中、金ちゃん何度もトライ!間接技を仕掛けようとしていました。顔面だけでなく地上波放送も大幅カット。無念。。。
<第6試合> マーク・ハント×ダン・ボビッシュ
言いたくないですが『ワークである。』と感じたのでノーコメント。理由はボビッシュのグラウンド膝と最後のパンチ
<第7試合> 中村和裕×ダン・ヘンダーソン
試合は残念な結果、またもや、正しく評価されないであろうダンヘンを想うと辛い。確かに、日本人ヒーローは必要であるし、ホームである日本のリングでは、日本人選手が優遇されても良いと思う。ただ、あまりに節操のない組み合わせには夢を見ることはできない。中村選手は充分に可能性を秘めているが、開花は未だしていない。
<第8試合> ミルコ・クロコップ×ジョシュ・バーネット
鳥肌ものの入場、ゴング前の期待に包まれた緊迫感。久しぶりに『どっちが強いんだよ!!』と言いたくなる試合が…え!?あっ、あれぇ!?って感じで終了。ジョシュは簡単に、あのミルコをテイクダウンした事だけが事実。再戦熱望!!!!!!
<第9試合> ヴァンダレイ・シウバ×クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
脱臼2連発と会場の熱がやや冷めていたが、この試合がその全てを飲み込んだ。ただただ、壮絶。過去、PRIDEでシウバがこれ程、追い込まれた試合はなかっただろう。会場では、”過去のヒール”シウバが、絶対王者というヒーローになっていた。不満を言えば、1R、両者それなりに動きのあるグラウンド状態でイエロー?しかも、上になっていたランペイジにまで出るのは?。かと思えば、近藤戦に続きシウバのロープ掴みながらの踏みつけにはイエローなし。カード提示基準が曖昧すぎ。やはり、シウバにはカウンターは有効だと確信できた試合だった。
<総評>
最後のシウバの試合に救われた感が拭えない今大会、会場キャパを狭めた座席配置(2.5万収容)にしていたが、ほぼ満席状態であるものの、やはり、空席が見受けられた。客の反応は正直である。誰もが、是が非でも会場で観たい大会ではなかったということ。PRIDEという冠(かんむり)では、会場を埋め尽くす超満員にはできない。規模が大きくなればなるほど、興行の水準を保ちつつ、新しい事へのチャレンジは困難な作業だと理解はできるが、カードが未決定のまま早々にチケット販売し、言葉だけで観客と選手を大切しない夢のない場所に人は簡単に集わない。先に行われた、修斗の川尻vs宇野の試合や、前日に開催されたDEEPは小さな会場だが、若手の選手たちを”リアル”が大好きな観客が熱気をもって見守っていた。そこには、表現するモノと求めるモノが一致した一体感があふれていた。次回、男祭りはSADAMEというが、本物を見極める情報も知識も今の格闘技が好きな観客たちは既に持ち合わせている。本当にPRIDEには『純度100%のピュアな世界最高峰のリング』であって欲しい。
最後のシウバの試合に救われた感が拭えない今大会、会場キャパを狭めた座席配置(2.5万収容)にしていたが、ほぼ満席状態であるものの、やはり、空席が見受けられた。客の反応は正直である。誰もが、是が非でも会場で観たい大会ではなかったということ。PRIDEという冠(かんむり)では、会場を埋め尽くす超満員にはできない。規模が大きくなればなるほど、興行の水準を保ちつつ、新しい事へのチャレンジは困難な作業だと理解はできるが、カードが未決定のまま早々にチケット販売し、言葉だけで観客と選手を大切しない夢のない場所に人は簡単に集わない。先に行われた、修斗の川尻vs宇野の試合や、前日に開催されたDEEPは小さな会場だが、若手の選手たちを”リアル”が大好きな観客が熱気をもって見守っていた。そこには、表現するモノと求めるモノが一致した一体感があふれていた。次回、男祭りはSADAMEというが、本物を見極める情報も知識も今の格闘技が好きな観客たちは既に持ち合わせている。本当にPRIDEには『純度100%のピュアな世界最高峰のリング』であって欲しい。
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「旧イチゲキヒッサツ」出張版引かない漢、“チェ・ム・べ” |
Guest 2004.11.13 |
いむてく 32歳 流浪の格闘技ファン 電気機器技師
旧イチゲキヒッサツ管理人。プロレス及び格闘技観戦歴2X年。知識はありませんが、観戦歴の長さだけなら負けません。近年、PRIDEにどっぷりつかっているようです。流浪の格闘技ファンの次の行き先は・・・?
旧イチゲキヒッサツ管理人。プロレス及び格闘技観戦歴2X年。知識はありませんが、観戦歴の長さだけなら負けません。近年、PRIDEにどっぷりつかっているようです。流浪の格闘技ファンの次の行き先は・・・?
今興行では、タイトルマッチをはじめとする大物ぞろいのビッグマッチが多くマッチメイクされました。しかしながら、名前を見た限りではその影に隠れてしまいがちなカードが・・・。第2試合 ソラ・パラレイ vs チェ・ム・ベ。
私個人として、全く知らない選手“パラレイ”。その相手、「武士道シリーズ」で魅せた無骨な男“チェ・ム・べ”。片や総合7戦無敗の新手・・・片や這い上がり・・・。そんな軽い気持ちだったのは、すみません、正直なところです。試合は終始“パラレイ”ペースの打撃の応酬!出せば当たる・・・。右アッパー・・・右フック・・・左右のラッシュ・・・。“チェ”の顔面や体にヒットしたパンチは、1R・76発、2R・60発(数えましたが間違っていたらすみません)。それでも前に出る・・・押し込んでいく“チェ”。前へ・・・前へ・・・そして前へ。「重戦車」という比喩がふさわしいほどに、前へ・・・。
以前、“角田信朗”氏が言っていた事を思いだします。「格闘家たるもの、死ぬときはリング上だろうが道端のドブだろうが、どんな時でもどんな死にかたでも、絶対に前のめりで・・・」そう言っていました。
これも民性なのでしょうか?前戦の“山本”戦を見ても、今の“チェ”には格闘家に一番必要なモノがあります。どんな素早いフットワークよりも・・・どんな力強いタックルよりも・・・どんな綺麗なサブミッションよりも・・・どんな技術よりも・・・一番必要な、あきらめない心。精一杯頑張る心。我慢して、我慢して、我慢して、そして我慢して・・・さらに我慢して・・・へたくそなバックハンドブローを繰り出し、残り時間が30秒という無謀と思われる時間帯にタックルをし、その機を逃さずに、ばたばたとしながらも力ずくで締め上げて、残り時間わずかで勝利する!!もはや逆転などと言う言葉のくくりでは収まらない戦い。最後に、自分で自分の頭を3発殴って「全139発の我慢劇」の完成。皆の事を忘れない、「フィーバーポーズ」も大アリです!
いかがでしょうか?そんな不恰好で、無骨で、不器用で・・・そんな生き方もアリなのではないでしょうか?なんとなく、こういう人を見ていると実生活でも頑張って生きていけそうです。信仰心はありませんが、どこかで神様は見ているから・・・きっと頑張ればいいプレゼントをくれるのでしょう。“チェ・ム・ベ”・・・・引かない漢
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K-1 FANSITE「KCHANNEL」出張版K-1ファンより哀をこめて |
Guest 2004.07.28 |
Hiropon 31歳 KCHANNEL管理人
K-1を創生期より見つめ続け、その豊富な知識と確かなデザイン力、そしてなによりK-1への愛情でファンサイトの範疇を越える膨大なデータベース量と最新のニュースを発信するサイトを運営されております
K-1を創生期より見つめ続け、その豊富な知識と確かなデザイン力、そしてなによりK-1への愛情でファンサイトの範疇を越える膨大なデータベース量と最新のニュースを発信するサイトを運営されております
総合格闘技全盛の昨今、はっきりと水をあけられた感があるK-1を皆さんはどう見られているでしょうか。誤解を恐れずに書きますが、K-1のファンサイトを管理している私自身、最近のK-1は「面白くない」と強く感じています。何がK-1をつまらなくしてしまったのか、そしてどうすればK-1が再び格闘技としての面白さを取り戻せるのか。これまであちらこちらでよく議論されたテーマですが、この場を借りて素人なりにもう一度見直してみたいと思います。
【ボブ・サップ】
いわずと知れた野獣サップ。
すっかりお茶の間の人気者となったサップが名を挙げたのは2002年です。総合ルールにてあのノゲイラをあわやという所まで追い詰め、またK-1ルールではホーストを連破。さすがにこの時はいわゆる純K-1ファンも沈黙したものです。当時右肩下がりだったK-1はこのサップの勢いと親しまれるキャラクター性を利用し、安易に視聴率を稼げるサップ主役路線に走りました。しかしその肝心のサップがミルコ戦以降は失速してしまいます。
いわずと知れた野獣サップ。
すっかりお茶の間の人気者となったサップが名を挙げたのは2002年です。総合ルールにてあのノゲイラをあわやという所まで追い詰め、またK-1ルールではホーストを連破。さすがにこの時はいわゆる純K-1ファンも沈黙したものです。当時右肩下がりだったK-1はこのサップの勢いと親しまれるキャラクター性を利用し、安易に視聴率を稼げるサップ主役路線に走りました。しかしその肝心のサップがミルコ戦以降は失速してしまいます。
サップにとって「総合」や「K-1」は未知の競技への挑戦です。その肉体的強靭さと相性(?)もあってホーストを連破したまではよかったものの、試合数を重ねるにつれ弱点を次々と露呈してしまいました。芸能活動の合間を縫った付け焼刃程度の練習では、一流どころが集まる舞台で通用しないのは当然の結果だったのかもしれません。サップが来てからK-1は変わったと嘆くファンの声をよく聞きますが、このような状況を招いてしまったK-1サイドにこそ問題があるのではないでしょうか。サップに罪があるとすれば、試合中に行った数々の反則行為。それまで比較的クリーンだったK-1ですが、彼の登場以降他の選手の反則も別段珍しくなくなりました。ただそういった一連の反則行為もサップ自身の真意かどうかは分かりませんが。
そもそも今のサップは自ら望んでリングに上がっているのか疑問です。静岡大会でのサップは試合前の映像からも明らかにモチベーションが低下していました。試合中もすがる様な視線を何度もセコンドのグレコに向けていました。サップを擁護するつもりなどはありませんが、もしかすると視聴率という鎖に繋がれたサップこそが一番の被害者なのかもしれません。
【曙】
いわずと知れた平成の大横綱。
ファンの間でサップと同じくらい非難を受けている曙。そもそもK-1は立ち技最強を決めるというコンセプトで作られた戦いの場です。第一回大会も空手、キックボクシング、ムエタイなどで頂点を極めた八人の選手によって争われました。そういった観点から見ると相撲も立派な立ち技。曙はその頂点に立った力士、しかもその知名度は抜群で出場資格は十二分にあるといえます。
いわずと知れた平成の大横綱。
ファンの間でサップと同じくらい非難を受けている曙。そもそもK-1は立ち技最強を決めるというコンセプトで作られた戦いの場です。第一回大会も空手、キックボクシング、ムエタイなどで頂点を極めた八人の選手によって争われました。そういった観点から見ると相撲も立派な立ち技。曙はその頂点に立った力士、しかもその知名度は抜群で出場資格は十二分にあるといえます。
ただ問題はその扱いではないでしょうか。デビュー戦であるダイナマイトは、ある種お祭り的な大会でもあるし、紅白や他局の格闘技番組との視聴率戦争という側面もあったのでメインという扱いも納得できるのですが、最強を決定するはずのワールドシリーズで主役を務めるというのはいかがなものでしょう。K-1では実績の無い選手が、いきなり世界大会二位の武蔵とメインで戦うという異常なマッチメイク。話題性はあるが、話題性しかないカードとなってしまいました。結局この強引な曙の持ち上げ方が、K-1にとっても曙自身にとっても不幸な結果となっている気がします。
【タイソン】
いわずとしれたボクシング世界ヘビー級王者。
サップ、曙と来たらタイソンを外すわけにはいきません。最初にタイソンがK-1参戦かと騒がれたのはもう3年も前の事です。「K-1グラディエイター」にてバンナとベルナルドの勝者がタイソンとの対戦権を得る・・・そんな報道が一部雑誌などで掲載されていました。この時、石井和義元館長が実際ドン・キングと接触をしたらしいですが結局頓挫します。
いわずとしれたボクシング世界ヘビー級王者。
サップ、曙と来たらタイソンを外すわけにはいきません。最初にタイソンがK-1参戦かと騒がれたのはもう3年も前の事です。「K-1グラディエイター」にてバンナとベルナルドの勝者がタイソンとの対戦権を得る・・・そんな報道が一部雑誌などで掲載されていました。この時、石井和義元館長が実際ドン・キングと接触をしたらしいですが結局頓挫します。
その後、昨年夏のラスベガス大会にタイソンが観戦しサップが挑発したことから、再びタイソン参戦が大きく報じられました。皆さんご承知の通り未だタイソンのK-1参戦は実現していませんし、ボクシング復帰という話も大々的に報道され、これに対しK-1サイドはノーコメントです。まだ断定はできませんが、やはりタイソンのK-1参戦は難しいのではないでしょうか。ボタを初め多くのボクサーがK-1のリングで辛酸を舐めている姿を見て、頭の良いタイソンが乗り込んでくるとは思えません。これはボクシングとK-1が似て非なる競技なので当然の判断と言えます。仮にもしタイソンのK-1参戦が実現したとしても、一時的な注目は浴びるものの、結果としてK-1のその場しのぎの戦略といわざるを得ません。
【総合】
そもそもK-1が総合と本格的に絡んだのは、右肩下がりになったK-1の現状への起爆剤として2001年に対猪木軍路線をブチ上げたのが最初です。その大会でミルコが藤田の額を割りTKO勝利し、以後K-1軍(という言い方も不自然ですが)の対総合要員の筆頭に挙げられました。その後猪木祭りで全面対抗戦を行い、PRIDEのリングにも次々とK-1選手が出場します。あくまで結果論ですが、こういったK-1の総合への絡みが、現在の総合ブームが急速に加熱した一因になっているのではないかと思います。確かにそれ以前から桜庭のグレイシー狩りやシウバ、ノゲイラの登場でファンの支持を得ていましたが、K-1と絡んだことにより一般のファン層をも獲得できたのは間違いない事実です。結局その後K-1とPRIDEは交流が途絶えてしまい、結果として名前を利用されたK-1にすれば憤懣やるかたない思いもあるでしょうが、ファンの視点からすればより多くのハイレベルな格闘技を目にする事ができたのですから結果オーライです。その後ミルコやレコ、ハントなどの流出を許してしまうのもK-1サイドの致命的なミスでした。
そもそもK-1が総合と本格的に絡んだのは、右肩下がりになったK-1の現状への起爆剤として2001年に対猪木軍路線をブチ上げたのが最初です。その大会でミルコが藤田の額を割りTKO勝利し、以後K-1軍(という言い方も不自然ですが)の対総合要員の筆頭に挙げられました。その後猪木祭りで全面対抗戦を行い、PRIDEのリングにも次々とK-1選手が出場します。あくまで結果論ですが、こういったK-1の総合への絡みが、現在の総合ブームが急速に加熱した一因になっているのではないかと思います。確かにそれ以前から桜庭のグレイシー狩りやシウバ、ノゲイラの登場でファンの支持を得ていましたが、K-1と絡んだことにより一般のファン層をも獲得できたのは間違いない事実です。結局その後K-1とPRIDEは交流が途絶えてしまい、結果として名前を利用されたK-1にすれば憤懣やるかたない思いもあるでしょうが、ファンの視点からすればより多くのハイレベルな格闘技を目にする事ができたのですから結果オーライです。その後ミルコやレコ、ハントなどの流出を許してしまうのもK-1サイドの致命的なミスでした。
今年になってROMANEXを立ち上げ総合にも手を伸ばしましたが、「最強?笑わせるな。このリングからは英雄が生まれる!」と、いきなりK-1自身をも否定するようなキャッチコピーを打ち出しました。 確かにヒョードルやノゲイラなど今をときめく総合選手が出場しない大会で「最強」を謳うのは難しい話かもしれませんが、それにしても・・・。大会もメインの試合が、せっかくの須藤やBJペンなどの活躍を台無しにする内容でした。今後も継続していくようですが、ヘビー級のトップ選手を他団体に握られている今、K-1は立ち技路線に戻った方が良いのではないでしょうか。
いくつかのキーワードをもとに改めて現状を検証していきましたが、ではK-1がかつての面白さ、熱さを取り戻すには何が必要なのでしょうか。
先日谷川氏も「純K-1への原点回帰」を発表しています。確かにサップ、曙は名前を出せば注目を浴びますし、視聴率も取れるでしょうが、実績を残せないままではいずれ一般の関心も薄れてしまいます。サップに関しては今後も本人に出場する意思があるのか、無いのであれば無理強いさせず、本人が希望する道へ進んでもらいたいと思います。曙はまずJAPANシリーズなどから出場し場数を踏む事が大事ではないでしょうか。こういった選手たちの価値を落としたくない、知名度の高い選手を広告塔にし大会を注目させ視聴率を稼ぎたいという主催者側の意図も分かるのですが・・・。ファンが本当に見たいのは有名タレントの顔見せ試合ではなく、実力選手の真剣勝負なのですから。
また不明瞭な審査基準の撤廃も徹底して行ってほしいです。(こんな当たり前のことを書きたくも無いのですが。。。)
前回のMAX決勝戦で誤審を行ったとして二名の審判員と角田氏に対して減俸処分が下されたのは記憶に新しい事例ですが、これまでも審判の不明瞭な審査基準及びジャッジに疑問の声が上がっていました。今年の静岡大会でも、周囲の「サップを勝たせよう」とする意図が見え見えの、「藤田戦でボロボロになったサップの劇的な復活劇」を演出したと言われても仕方の無い、信じられないレフェリングは目を覆いたくなる程ひどいものでした。当たり前の話ですがレフェリー及びジャッジは公平でなければいけません。格闘技における作為的なドラマなどファンは望んではいません。真剣勝負の中で生まれたドラマこそにファンは惹きつけられるのではないでしょうか。
前回のMAX決勝戦で誤審を行ったとして二名の審判員と角田氏に対して減俸処分が下されたのは記憶に新しい事例ですが、これまでも審判の不明瞭な審査基準及びジャッジに疑問の声が上がっていました。今年の静岡大会でも、周囲の「サップを勝たせよう」とする意図が見え見えの、「藤田戦でボロボロになったサップの劇的な復活劇」を演出したと言われても仕方の無い、信じられないレフェリングは目を覆いたくなる程ひどいものでした。当たり前の話ですがレフェリー及びジャッジは公平でなければいけません。格闘技における作為的なドラマなどファンは望んではいません。真剣勝負の中で生まれたドラマこそにファンは惹きつけられるのではないでしょうか。
なんだかんだと声を大にして訴えてきましたが、(まだまだ言い足りないこともたくさんあるのですが)これもK-1を応援し続ける一ファンの声と思って読んでいただければ幸いです。MAX決勝大会前、魔裟斗はある雑誌で次のようにコメントしています。「自分のモチベーションがもつような状況が今のK-1にはない」現役王者にこれほど毒を吐かれるほど今のK-1は選手にとって魅力のないリングなのかもしれません。
かつてグレコが倒されても倒されても立ち上がり続けたような、
かつてベルナルドが敗れて悔し涙を流したような、
かつてフィリォが鼻血が出しながら悔しさの余り絶叫したような、
かつてアーツがスネが裂けながらも戦い続けたような、
かつてホーストがアクシデントで準決勝に出場できず控え室で静かに涙したような、
かつてバンナが腕を折りながらも栄光を掴もうと戦いを止めなかったような、
かつてフグが負けても負けても王者になることを諦めなかったような
かつてベルナルドが敗れて悔し涙を流したような、
かつてフィリォが鼻血が出しながら悔しさの余り絶叫したような、
かつてアーツがスネが裂けながらも戦い続けたような、
かつてホーストがアクシデントで準決勝に出場できず控え室で静かに涙したような、
かつてバンナが腕を折りながらも栄光を掴もうと戦いを止めなかったような、
かつてフグが負けても負けても王者になることを諦めなかったような
そんな魅力ある、そして権威あるK-1に戻ってほしいです。
以上長文にお付き合いいただきありがとうございました。
以上長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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格闘技コラムメディア「STAND」出張版小川vsヒョードルはいかが? |
Guest 2004.07.02 |
シンジニシムラ 32歳 格闘技コラムメディア「STAND」代表
数ある試合結果速報・ニュースを売りとする格闘技ウェブサイトとは趣を変え、「STAND」は書き手の思いをダイレクトに反映したコラムという手法で格闘技の世界を広く深く掘り下げていくウェブメディアです。そのスタンスは格信犯ウェブと同じであると解釈し、少しでも格闘技ファンの裾野を広げようと微力ながら我が格信犯とタッグを組んで頂きました。そしてこの度STAND代表としてシンジニシムラ様にゲスト参戦して頂き、コラムを執筆して頂きました。どうぞご一読ください。(marc_nas)
数ある試合結果速報・ニュースを売りとする格闘技ウェブサイトとは趣を変え、「STAND」は書き手の思いをダイレクトに反映したコラムという手法で格闘技の世界を広く深く掘り下げていくウェブメディアです。そのスタンスは格信犯ウェブと同じであると解釈し、少しでも格闘技ファンの裾野を広げようと微力ながら我が格信犯とタッグを組んで頂きました。そしてこの度STAND代表としてシンジニシムラ様にゲスト参戦して頂き、コラムを執筆して頂きました。どうぞご一読ください。(marc_nas)
開幕戦1回戦を勝ち進んだ8名による4試合から抜け出した4名の勝者は大方の希望通りの顔ぶれとなった。6月20日、さいたまスーパーアリーナのリング上に並び立ったベスト4。エメーリヤエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、セルゲイ・ハリトーノフ、そして小川直也。早くも各方面で、なかば本決まりかのように2つの準決勝カードが一人歩きしている。
・エメーリヤエンコ・ヒョードル vs セルゲイ・ハリトーノフ
・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs 小川直也
・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs 小川直也
問答無用のベストカードである。
ノゲイラvs小川は言わずもがな、現時点で日本格闘技界に残された最強最後のファンタジーバウト。プロレスラー・小川としてのギミックはどうでもよく、アスリートでありファイターとしての小川に与えられた究極のリトマス試験紙となる。日本のトップファイターたちの舌を巻かせたという新宿スポーツセンターでのスパーリング乱入逸話がリングの現実になる瞬間をこの目で観たい。
「小川さんはまるで軽量級の選手のような早い動きで極めまくってました」
こんな話を耳にして、小川に期待するなと言われても無理な相談だ。柔道vs柔術、プロフェッショナルvsアマチュアなどと小川とノゲイラの間には話題性ある対立図式を作りやすいこともこのカード実現への後押しとなっていよう。その対立図式はいくらでも、こじつけでも作ることができる。ノゲイラvs小川がある以上、残るもう1試合は自ずとヒョードルvsハリトーノフとなる。この場合は"元同門の因縁"というテーマが与えられる。
ノゲイラvs小川は言わずもがな、現時点で日本格闘技界に残された最強最後のファンタジーバウト。プロレスラー・小川としてのギミックはどうでもよく、アスリートでありファイターとしての小川に与えられた究極のリトマス試験紙となる。日本のトップファイターたちの舌を巻かせたという新宿スポーツセンターでのスパーリング乱入逸話がリングの現実になる瞬間をこの目で観たい。
「小川さんはまるで軽量級の選手のような早い動きで極めまくってました」
こんな話を耳にして、小川に期待するなと言われても無理な相談だ。柔道vs柔術、プロフェッショナルvsアマチュアなどと小川とノゲイラの間には話題性ある対立図式を作りやすいこともこのカード実現への後押しとなっていよう。その対立図式はいくらでも、こじつけでも作ることができる。ノゲイラvs小川がある以上、残るもう1試合は自ずとヒョードルvsハリトーノフとなる。この場合は"元同門の因縁"というテーマが与えられる。
果たして、ヒョードルとハリトーノフとの間に因縁などあるのか。もちろん言葉の意味での因縁はあろうが、この場合の因縁は憎悪とイコール。
極寒の地・ロシアで強くなるために、試合に勝利するために一緒に特訓を積んだ2人の間には友情こそあれ、憎悪の欠片もないと断言したい。そんな2人をいたずらに、勝手に因縁をこじつけて対戦させるのはあまりにもプロレスチックではないか。たしかに今では両者は違うチームに袂を別っているが、いざリング上で決勝進出の名誉を賭けて闘うとなって、そう簡単に友情は別と気持ちを切り替えられるものだろうか。プロである以上そうしなければいけないのかもしれない。だがこればっかりは、闘う当人にしか分からない想いがあるはずである。
無理やり因縁を演出しなくてもいい。この世に残った2人による生き残り決戦という究極の場であれば話は別。このほうがPRIDEグランプリのコンセプトにも合致する。因縁ではなくドラマを。元同門対決への道を創るのはヒョードルでありハリトーノフ、両者ともに勝利したときでいいと考えるのは私だけだろうか。UFCで行なわれた元親友対決、ティト・オーティズvsチャック・リデルの後味は決して旨いものではなかったが、UFCに残された必然のマッチメイクであった。
極寒の地・ロシアで強くなるために、試合に勝利するために一緒に特訓を積んだ2人の間には友情こそあれ、憎悪の欠片もないと断言したい。そんな2人をいたずらに、勝手に因縁をこじつけて対戦させるのはあまりにもプロレスチックではないか。たしかに今では両者は違うチームに袂を別っているが、いざリング上で決勝進出の名誉を賭けて闘うとなって、そう簡単に友情は別と気持ちを切り替えられるものだろうか。プロである以上そうしなければいけないのかもしれない。だがこればっかりは、闘う当人にしか分からない想いがあるはずである。
無理やり因縁を演出しなくてもいい。この世に残った2人による生き残り決戦という究極の場であれば話は別。このほうがPRIDEグランプリのコンセプトにも合致する。因縁ではなくドラマを。元同門対決への道を創るのはヒョードルでありハリトーノフ、両者ともに勝利したときでいいと考えるのは私だけだろうか。UFCで行なわれた元親友対決、ティト・オーティズvsチャック・リデルの後味は決して旨いものではなかったが、UFCに残された必然のマッチメイクであった。
そうなるとまったく新しいカードが生まれる。これはこれで極上の組み合わせである。
・エメーリヤエンコ・ヒョードル vs 小川直也
・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs セルゲイ・ハリトーノフ
・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs セルゲイ・ハリトーノフ
小川がいきなり王者・ヒョードルと一騎打ち。このカードに興味を持たない人がいれば手を挙げて欲しい。プロレスファンにとっては藤田と永田の仇討ちなんていうテーマもつけられよう。少なくとも昨年大晦日の『イノキボンバイエ』で誰も望まなかった永田のタナボタヒョードル戦とは雲泥の差の期待がある。
ノゲイラvsハリトーノフはどんな展開になるか容易に想像し難い好カード。まだまだ技の引き出しを隠し持つノゲイラに、まだまだ潜在能力を見せきっていないハリトーノフ。PRIDEの試合を純粋な格闘競技として堪能できることが約束されている。
ノゲイラvsハリトーノフはどんな展開になるか容易に想像し難い好カード。まだまだ技の引き出しを隠し持つノゲイラに、まだまだ潜在能力を見せきっていないハリトーノフ。PRIDEの試合を純粋な格闘競技として堪能できることが約束されている。
その上で、どちらの試合で誰が勝っても"最強"のメインディッシュが我々にサーブされることになる。
ヒョードルvsノゲイラなら、真の王者決定戦にしてリベンジ再戦。小川vsハリトーノフなら誰も予想しなかったダークホースマッチメイクも、この意外さにかえって緊張を覚えるだろう。決勝の舞台でノゲイラvs小川が実現すればGPの栄誉を賭けた価値がついてくる。まあ小川は徹底的にうそぶいてその価値を認めないだろうが。一方のヒョードルvsハリトーノフも仕組まれた因縁ではなく、必然の友情対決へと姿を変え、より大きな感動を呼ぶことになろう。
ヒョードルvsノゲイラなら、真の王者決定戦にしてリベンジ再戦。小川vsハリトーノフなら誰も予想しなかったダークホースマッチメイクも、この意外さにかえって緊張を覚えるだろう。決勝の舞台でノゲイラvs小川が実現すればGPの栄誉を賭けた価値がついてくる。まあ小川は徹底的にうそぶいてその価値を認めないだろうが。一方のヒョードルvsハリトーノフも仕組まれた因縁ではなく、必然の友情対決へと姿を変え、より大きな感動を呼ぶことになろう。
「ノゲイラvs小川はお互い無傷の状態でやらせたい」「決勝戦をロシア同士の対決にしたくない」という声もあるからなおさらマッチメイクも困難を極めるものになっていよう。主催者の希望とファンの要望が必ずしも100%同じになることはないが、ファンとは優しいもので、与えられたモノを素直に受け入れてしまう。
だが今回ばかりは悪あがきをしたい。筋の通ったマッチメイクを希望したい。私の筋は前述した通り。さもなければ、昨年のミドル級GPのように抽選を取り入れてもらいたい。もしその場で小川が当てクジを引いたら、一体誰を選ぶのだろうか。
だが今回ばかりは悪あがきをしたい。筋の通ったマッチメイクを希望したい。私の筋は前述した通り。さもなければ、昨年のミドル級GPのように抽選を取り入れてもらいたい。もしその場で小川が当てクジを引いたら、一体誰を選ぶのだろうか。
次回グランプリ決勝の開催日は8月15日。PRIDEの場合はこの日が終戦記念日とはならない。準決勝の組み合わせ、そしてその勝者による決勝カードが生まれるも、このヘビー級トップ4同士による新鮮なマッチメイクがまだ残されている。ミルコ・クロコップもトップ戦線に戻ってくるだろう。そんなとっておきカードが実現するチャンスがある以上、8月15日はPRIDEヘビー級サバイバルマッチの新たな幕開けになる。
