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ミスター高橋 - Men's Judge(番外編) - 格信犯ウェブ

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Men's Judge(番外編)

ミスター高橋

MJ
2004.04.02
 Men's Judgeの方になかなか該当者がいないので、今回は番外編といった感じです。
 今となってはあたりまえの感もあるプロレス暴露本。ミスター高橋著だけでも既に4、5冊出版されていますが、最初に出版されたのは2002年、もちろんプレレス界に大きな衝撃が走りました!今更ですが遂に私もその中の一冊を読みました。なぜ今まで読まなかったというと、そんな事実、別に知りたくなかったからです。世界最大のプロレス団体、米WWEではプロレスファンなら知っての通り全てをカミングアウトした上で、あれだけ人気があります。ミスター高橋曰く日本でも全てをカミングアウトしてプロレスをショーとして楽しむべきだというのです。それがプロレス界の為だと。果たしてそれが本当に日本のプロレス界の為なのでしょうか?プロレスは性質上、少なからず演出があるかもしれません。しかし、アメリカにはアメリカのプロレスがあり、日本には日本のプロレスがある!新日本プロレスには30年の歴史があるというのに、その歴史をぶち壊してまでWWEの真似をする意味があるのでしょうか?私はそんな必要は全くないと思います。
 DSEがプロデュースするハッスルはWWEを明らかに意識した興行です。最近では脚本流出という考えられない事態までおきています。過去二回の興行もOH砲や長州まで参戦しているにも関わらず不評でした。やはり日本でWWEの真似ごとをするのはかなり難しいと思います。WWEではハリウッドの脚本家も取り入れるなど、そのスケールは日本では考えられないほどです。やはりあれはアメリカという国だから、アメリカ人がするから人気があるのでしょう!ただ僕はハッスルが、日本で新しいジャンルにチャレンジしていこうとする姿勢は否定しません。しかし新日本ではあんなことやってほしいとは思いません。ミスター高橋は本当にそれを願って本を出したのでしょうか?
 当の新日本がこの件に関して全くコメントを避けている為、書かれていることの真偽はミスター高橋にしかわかりません。まぁまったく嘘というわけではないんでしょうけど。一つだけ言えるのは、私はこれを読んだからといってプロレスを嫌いになることはないです。私も含め20代後半〜30代のプロレスファンの多くは、タイガーマスクや猪木さんのファイトを見て勇気付けられたはず。ミスター高橋はそのリングで試合を裁いていたにも関わらず、僕らが見た少年時代の夢をぶち壊すようなことはしてほしくなかったです。ミスター高橋に一言「これは男のすることじゃない!」
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