Weekly Column

Hero's Eye

札幌中央卸売市場乳首切断事件

Hero
2004.06.11
 ここのところ、柔道、PRIDEとシリアスな内容のHero's Eyeだったが、今回は来たる7月10日東京ドーム興行でタイトルマッチを控えるプロレスリング・NOAHのGHCヘビー級チャンピオン小橋健太をピックアップ。
 再起不能とも言われた左ヒザのケガを、何度もの手術の末に乗り越えてGHCのチャンピオンに輝いた不屈の鉄人・小橋健太である。現在8回の防衛に成功しているのだが、彼のトレーニングはユニークなことで有名である。あるときは東京ヴェルディのキャンプに参加してゴールキーパーとなり、現役Jリーガーによるシュートの雨アラレをはじき返すというJリーグ特訓。またあるときは、ゲームセンターで上半身裸になり、パンチ力測定マシーンに自慢の剛腕ラリアットをぶち込むゲーセン特訓。豪腕ラリアットを放った瞬間にパンチ力測定マシーンの針は『計測不能』を叩き出したのは言うまでもない。 そして今回、遠征先の北海道である事件が起こったのだ。
つかの間のオフ。札幌中央卸売市場に出没した小橋だったが、生きたタラバガニを見つけた瞬間、闘争本能に火がついてしまったのだ。おもむろに着ていたTシャツを脱ぎ捨てると、4キロを超える巨大なタラバガニを持ち上げダンベルのように上下し始めた。ところが、その熱気に反応したタラバガニは突然鋭いハサミを小橋の胸元へ・・・。
 『ウッ』
 ハサミは小橋自慢の大胸筋に食い込んでしまったのである。この瞬間、小橋健太 vs タラバガニというGHC選手権試合のゴングが鳴った!!(・・・かどうかは知らない)ちなみに、小橋はライバル秋山準の『カニ挟み』で左前十字靭帯を痛めたこともあるのだが、タラバガニ選手によるリアルカニ挟みで今回も病院送りか?と誰もが凍りついたのだった。だが、そこはさすがに鉄人・小橋健太。持ち前の『受けの強さ』で猛攻を凌ぎきり、タラバガニ選手は根負け。自らハサミをはずしたのだった。戦意喪失である。子供の指なら切断するとも言われるタラバガニのハサミだけに、もし大胸筋中央部の乳首にハサミが食い込んでいれば『札幌中央卸売市場小橋健太乳首切断事件』が起こるところだった。
 さて、7月10日東京ドームのタイトルマッチで対戦するのは因縁のライバル秋山準である。ただ、今回のタラバガニトレーニングによって『カニ挟み』の対策はバッチリ。きっと、9回目の防衛を果たすに違いない。
こんなヘンテコトレーニングばかりしている小橋が私は大好きである。科学的なトレーニングを取り入れている選手からすれば、『なにやってるんだ?』と思うだろうが、いいではないか。
なぜって?答えは簡単。それがプロレスだからである・・・。なーんてことをいうと、誰かさんに怒られるかな?ハッスル、ハッスル!!
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