discoveRYO channelグルグルPRIDEGP |
RyoTheRock 2004.04.02 |
第2回は、2004.4.25に開幕されるPRIDE.GPに向けての前哨戦、CX系「ジャンクSPORTS」で放送された グルグルPRIDE.GP についてのdiscoveRYOです。
【グルグルPRIDEGP ルール】
1秒間に1.5回転する椅子に座って60回転し、立ちあがったところでスタート。そこから数メール先まで歩き、吊るされているハマダ人形をハイキックで蹴り飛ばすまでのタイムを競うバランス感覚ゲーム。
出場者はドン・フライ、高山善廣、ミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバ、桜庭和志の5名。
結果は…
第5位 14秒46 ヴァンダレイ・シウバ
弱点発覚!?拳をグルグルでおなじみのPRIDE無敗の王者がグルグルで初ダウン!サクに必殺技’’炎のコマ’’をだされたら無敗の王者もテンテコマイ?…う〜ん、どうでしょ〜。
第4位 13秒40 ドン・フライ
プライド男塾塾長の名にかけて…と思いきや、リング場外に飛びださんばかりのズッコケっぷり!こんな豪快な転び方はこの人にしかできません。やはり、ドン、お前は男だ!
第3位 6秒13 高山善廣
転倒はしなかったものの、その歩く姿は196?の巨漢には似つかわしくない、愛おしささえ感じさせる生まれたての子馬のようなよちよち歩きに。思わず手に汗握りました。
第2位 5秒10 ミルコ・クロコップ
母国では放送しないことを条件に出場というミルコ。クールガイの豪快なズッコケっぷりを期待したのですが、そこはやはりミルコ。60回転ぐらいではびくともしません、しかも完璧なハイキックで終了。
優勝 3秒26 桜庭和志
桜庭完全復活バンザ〜イ!勝因は「試合前、グルグルのシュミレーションで逆回転していた」というサク。さすがはIQレスラー、発想が違います。この勢いでPRIDE.GPにも出場!となってもらいたいものです。
このVTRを見ていてなにより印象に残ったのは、出場者全員が過去に死闘を繰り広げているにもかかわらず、楽しそうに笑顔で見守る選手達の姿です。漫画「キン肉マン」で描かれる敵対していた正義超人と悪魔超人に友情が芽生えるが如く、拳を交えた者同士にしか理解しえない’’絆’’のようなものが生まれるのではないでしょうか。なので、今回のdiscoveRYOは昨日の敵は今日の友ということで締めさせて頂きます。
過去のPRIDE.での戦歴データ
○ドン・フライ vs 高山善廣●
△ミルコ・クロコップ vs ヴァンダレイ・シウバ△
○ミルコ・クロコップ vs 桜庭和志●
○ヴァンダレイ・シウバ vs 桜庭和志●
○ドン・フライ vs 高山善廣●
△ミルコ・クロコップ vs ヴァンダレイ・シウバ△
○ミルコ・クロコップ vs 桜庭和志●
○ヴァンダレイ・シウバ vs 桜庭和志●
※画像など詳細についてはフジテレビホームページ ジャンクSPORTS ウェブサイトをご覧ください。
総合格闘技向上委員会ver.3.0 PRIDEのマストシステムの脆弱性 |
marc_nas 2004.03.26 |
2001年3月25日。PRIDE.13@さいたまスーパーアリーナにてPRIDEの英雄:桜庭和志が頭部へのヒザ蹴りでヴァンダレイ・シウバに衝撃的敗北を喫した。この勝負の命運を分けたといわれる今大会からのルール変更、グラウンドでの四点ポジション(四つんばい状態)の相手への頭部への蹴りの解禁。これはPRIDE戦士達にとってこれからの戦法を大きく変更しなかればならないものとなった。これまでグラウンド状態で上になった選手がパウンドしていたのが、先に立ち上がって顔面に蹴りを食らわすことが可能となったのである。これはまるでケンカであり、当時スポーツ化に向けて大きく躍進していた総合格闘技界に大きな波紋を呼び、大きな物議を醸した。
今大会のルール変更でもう一つ革新的だったのが「マストシステム」の導入である。マストシステムとは試合終了時の判定で引き分けなしの、必ずジャッジが優劣をつけなければならないというものだ。これは頭部へのキック解禁と同様、いやそれ以上に物議を醸さなければならない大問題であると思うのだ。トーナメントなどで勝者を決定することが必然となる場合はマストシステムはいたしかたない。しかしそれ以外のワンマッチで勝者を必ず決定する必要性が果たしてあるのか?
わかりやすく他のスポーツで例えると、サッカーでは0-0では引き分けである。それについて判定で勝者を決めることはない。かといってPRIDEでも一本極まらなければ引き分けにしろというわけではない。どちらのチームにもシュートがなく中盤でボールを回しただけで終わった試合には判定は不必要であると言いたいのだ。すなわち双方にダメージまたは決定機がない試合に優劣をつけなくてよいのだ。更にいうと、Aチームはファンタスティックなパスやシュートを繰り返し、Bチームは伝統的なカウンター攻撃を仕掛けたが0-0の引き分けで終わった試合があったとしよう。PRIDEに言い換えると、一方は見たこともないような関節技を何度か繰り出し、一方は基本的な関節技を何度も仕掛ける。優劣をつけ難い同等の状態で、これを3人のジャッジで判定し2-1でAの勝利となったとしよう。これは全くのジャッジの主観で、好みの問題になってしまう可能性はないだろうか?ジャッジにはレスリング畑出身もいれば、キックボクシング畑出身の人間もいる。好みもあるだろう。こういった場合に「マスト」システムの脆弱性を感じるのは僕だけだろうか?
過去Jリーグでサドンデス(のちにゴールデンゴール)方式が世界のプロリーグでは異例の採用となった。PRIDEのマストシステムも現在世界の総合格闘技史上では異例のルールである。それを考えると日本人はどうも白黒をハッキリ決めたがるのか?ちなみにサドンデス方式は何年後かに廃止、変更され今の形となった。マストシステムもまた変更されるべきである。Must-system must change another system!!
プロレスバカより愛を込めてプロレスにのめりこめ。 |
28ん 2004.03.26 |
プロレスってなんだろう?100倍とまではいきませんが、楽しむ方法を伝授します。
なんでプロ野球はテレビ視聴率が高いんでしょう。御存じですか?それは、誰でもが簡単にテレビの前では監督になれるからです。「なんで、ど真ん中投げるねん。」とか、「なんで、思いきって振らんねん。」とかね。技術、専門知識がなくてもいいわけですよ。擬似的に参加しているわけです。それが、監督であったり、選手であったりは、その時々ですがね。ドラマもその要素があります。その瞬間は、刹那であってものめりこみ、空想的であっても、疑似体験しているわけです。さて、本題のプロレスに話を戻しましょう。今のヒントをもとに考えてみましょう。総合系と違い、プロレスには背後のドラマ性があります。そのレスラーの人間性、人生、バックグラウンドにまで勝手に入り込んじゃいましょう。「天山はどうしても、勝負にお人好しがでちゃうんだよねー。」とか、「長州、レスラーの給料払えよ。そんな事してる場合か。」といった具合に。たまたま入った情報でもいいです。「お前見たんか?」と言われるぐらいの勢いでお願いします。自信満々で言っちゃってください。次、ひいきレスラーは孫以上にかわいがり、その敵レスラーは親の仇同等に憎むべし。これができるとほぼ問題なく楽しむことができます。まず「なんでこんなことで、だいの大人が切れてはんのん?」とか、今までの疑問がなくなります。これが、「やってまえー!」「ふざけんなよ!」となれば、こっちのもんです。ほら、もうあなたもプロレスを楽しまずにはいられなくなっています。準備はできましたね、続きは次回の記事までお待ちください。
そろそろ時事ネタに参りましょうか。IWGPトーナメント、天山優勝おめでとう。結果としては純粋に良かったって感じです。棚橋の可能性や、健介の今後も新日本と関わっていくための切っ掛けなど、サイドストーリー的にも、申し分ないです。けど少しクールな私の見解では、"地元開催の大会で、地元出身の、地元イチオシの選手が優勝、町のみんなも喜んでいます"的な結果と雰囲気が、マンネリ故に総合に押され気味のプロレスとしてはよかったんだろうか?という疑問が残ってしまいます。健介優勝。ヒールに徹してきた健介にも、拍手喝采、新日ファンからも賛辞の嵐。”みたいな、あり得る話だが意外、みたいな結果を求めてしまいます。欲深いでしょうか?ま、天山好きなんでよかったです。
次、ハッスル2いきましょうか。あれダメっす。一番ダメっす。みんな出たらダメ。長州コラー、ど脇道やんか。橋本、川田の合体が、軽く扱われ過ぎ!今となっては団体ボーダーレスで少々の事では驚かないとはいえ、スペシャルなんだからジョーカー的に価値あげないと。"出し惜しみしない"の意味が違います。良いものと認識できるところに出さないと。ブランド品をスーパーでタタキ売ってるようなもんになってしまいます。なにが悪の根源か。またまた高田です。おふざけが過ぎます。総合の対極へ、対極へと導こうとしているのが見え見えで、腹が立ちます。「ショーシップとコミカルは違うぞ!これが成功したら自分の手腕。こけたらこけたで、対極の端にプロレスというものを位置付けすることで、PRIDEのリアルファイトが際立つ。みたいな保険きかせたようなやりかたが気に入らん。いいタレントそろえても、脚本がしょぼい芝居みたいになってる。せめて配役(カード編成)は慎重にしろ。プロレス界全体の為ならずや!」後は、プロレス、総合両方で、小川vs高田が実現するしか私の気がおさまる方法はありません。よろしくお願いします。DSEさん。
またまた、思い付くままにやっちゃいました。みんなにプロレスを今以上に楽しんでもらえるようにがんばっていきます。よろしくー。ひぃ〜ふの〜みぃ〜ドスコイ!!
FIGHT FOR YOUR RIGHTRED SCORPION-ALEXEY IGNASHOV |
yojirock 2004.03.26 |
3/14、K-1初の新潟を舞台にしての「K-1 BEAST 2004」が開催されました。地方開催にしては、玄人向けのなかなか見どころのあるカードではなかったでしょうか。タイソン一家の25人の兄弟中最も凶暴(?)といわれてるクリフ”ツインタイソン”コーザ、ケージ・コンバットのライトヘビー級米国王者でありスタントマンでもあるマーブリック、そして猪木軍からはセコンドに藤田和之を随えてLYOTOが参戦。そして、トリをかざる注目カードは、ボブ・サップ VS朝青龍の兄であるドルゴルスレン・スミヤバザル(長い…)ですか。まぁ、いろいろ楽しそうな試合がありましたが、今回はアレクセイ・イグナショフVSスティーブ・ウィリアムスの試合についてコメントさせていただきます。と言うより、イグナショフ自身についてですけど。
本来ならこの試合はピーター・アーツが戦うはずだったんですよね。前回の記事で書かせていただきましたが、僕が一番好きなK-1選手アーツが、どのような総合格闘技戦を見せてくれるのかとても楽しみだったんですが、練習中にクビをケガしたみたいで全治2ヶ月ですか・・・。すごく残念だったんですが、代理出場のイグナショフ選手、本当に素晴らしかったです。僕はプロレスの知識は全くないのですが、スティーブ・ウィリアムスという選手は相当の実力者らしいですね。しかし、イグナショフは彼になにもさせず、わずか22秒で試合を終わらせてしまいました。イグナショフは確かにとても強いです。現在の彼の戦績は「73戦/66勝/7敗/37KO」。これだけ見ても、彼の強さが十分にわかるでしょう。しかし、彼がK-1で活躍しているのは大抵、ワンマッチやGP予選トーナメントであり、GPの本大会ではまだまだ活躍できていないのが現状です。
しかし、大晦日に行われたK-1 DYNAMITE!!での中邑真輔戦、そして今回のウィリアムス戦、どちらもヒザ蹴りでKO勝利(中邑選手との試合は無効試合なりましたが)をおさめています。これは…、あのミルコ・クロコップと全く同じ現象ではないでしょうか?ミルコもイグナショフ同様、実力は十分あるのに、GP本大会ではあまり良い成績が残せていませんでしたが、総合格闘技に参戦してからというもの、一瞬にしてトップの座に輝いてしまいました。この両選手の共通点と言えば、得意技のキック。やはり、K-1選手のスタンドテクニックは総合選手のそれを大きく凌駕するのでしょうか。ですから、このようにK-1出身の選手がこれからどんどん総合にも参戦していくべきではないでしょうか。そうすることによって、お互いに刺激しあって、格闘技全体のレベルがあがるような気がします。昨年のミルコVSノゲイラの様な試合がたくさん見たいもんですね。
Men's Judge次点 アレクサンダー大塚 |
MJ 2004.03.14 |
第一回は特例という形で猪木さんを選ばせて頂きましたが、今回からはもう少し真剣に考えていきたいと思います。そもそも男とは?
- モテル人が男?
- 男とは女を守るもの?
- 男は黙って背中で語る?
- 男とは信念を貫く人?
- 男とは侍?
いろいろあると思いますが、ここで言う男はやはり侍でしょうか。では現代における侍とは?*大和龍門氏による侍人間論にはこう記されている
【信じる何かを腹に据えて事に当たる人、そうすればまともにものをみることができるし、自分の道が必ず開ける、見えない恐怖に翻弄されることもない】
※大和龍門氏・・・無双館代表、闘剣創始者。TBSガチンコにてBE-BOP予備校校長としてもお馴染み
第二回はPRIDE.27大阪凱旋大会から選びたいと思いますが、あの大会に上記の定義に該当する人物がいたでしょうか?ミルコ?猛牛男爵?山本選手なんてもってのほか、該当者なしです。強いて言うなら次点にアレクサンダー大塚選手。金的で退場する程のダメージを受けた場合、殆どが再びリングに戻ってくることはない。でもアレクは戻ってきた!「あんな不完全燃焼で終わらせることはできない、ファンに申し訳ない」それがアレクの腹に据えられた信念であったのでしょう。しかし負けてしまっては元も子もない!!確かにダメージは残っていたかもしれないが、再度リングに戻ってきたのであれば言い訳はできない!もちろんAOコーナーからリングに戻ってきた時、僕も「さすがアレク!!」と絶叫しました。しかし勝てる見込みがないダメージを負った時、闘いを避けるのも一つの道。敢えて自分の信念を貫き闘いを挑むのであれば、それでも勝利できる輝きを取り戻してほしい。輝きを取り戻した時初めて、彼に男だと言いたい。